ピッタ (Pitta) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Sep 30, 2026ピッタ (Pitta) は、アーユルヴェーダで説かれる3つのドーシャ (生命エネルギー) の1つです。
火と水の要素からなり、代謝や体温、消化など、体と心の「変化」をつかさどるエネルギーとされています。
ピッタの意味
ピッタは、アーユルヴェーダによればすべての人間を形づくるとされる3つの基本的エネルギー (ドーシャ) の1つです。
ピッタは代謝システムや体温、熱、そして体と心の変化をコントロールします。
熱く鋭いピッタの性質
ピッタ・ドーシャの主な性質は、熱い、鋭い、激しい、軽い、苦い、拡散性であることです。
ピッタ・ドーシャは火と水の要素の組み合わせから成ります。
ピッタ優位な人の特徴
ピッタが優位な人は、情熱的な体と心を持つことが多く、身長・体重ともに中程度で、良い消化力と強い食欲・渇きを持つ傾向があります。
ピッタの人は、意志が強く、支配的で、野心的、決断力があるとされます。
バランスが崩れたときの不調
一方でピッタのバランスが崩れると、イライラしやすく、怒りっぽく、批判的になり、ときには攻撃的になることもあります。
胃酸過多や敏感肌、極端な体熱、胸焼けに悩まされることもあります。
ヨガでのピッタの実践・使われ方
ピッタの人には、瞑想やヨガ、呼吸法の練習が強く勧められています。
競争心が強く、駆り立てられがちなピッタの人にとって、瞑想は心のスピードを落とし、休息を取り、心を落ち着かせるための良いツールになります。
シータリー呼吸法 (冷却呼吸法) や片鼻呼吸法などの冷却系のプラーナヤーマは、ピッタ・ドーシャの熱さを和らげるとされています。
ピッタを鎮める食事の選び方
ピッタのバランスを取り戻すには、ピッタの性質を中和する、体を冷やし落ち着かせる食べ物、たとえばバスマティライス、パン、牛乳、ギー、メロン、キュウリなどを取り入れることが勧められます。
バランスの崩れたピッタは、ニンニクやタマネギ、唐辛子といった辛い食べ物や加熱した野菜を避けるべきとされています。
おすすめのヨガスタイルとポーズ
月礼拝 (チャンドラ・ナマスカーラ) などのヨガポーズや、冷却系の呼吸法を練習することも勧められます。
ピッタの人は、アシュタンガ・ヨガやパワー・ヨガ、ホット・ヨガに惹かれやすいものの、こうしたスタイルは控えめにし、回復系のリストラティブ・ヨガや陰ヨガなど、落ち着きと冷却を重視するヨガに焦点を当てるのが望ましいとされています。
おすすめのポーズは前屈とねじりで、リンパ系をリフレッシュ・活性化し、体から緊張と熱を放出するのに役立ちます。
散歩や水泳といった落ち着きと冷却をもたらす運動も勧められます。
生活リズムとセルフケア
ピッタの人にとっては、規則正しく食事をとり、自然の中で時間を過ごし、生活全体のバランスを保つことが重要です。
体を冷やす性質の油を使った毎日のマッサージも良いとされ、ラベンダーやジャスミン、カモミールといった甘く涼しげな香りを身の回りに取り入れることも勧められています。
ピッタの関連用語
ピッタに関するよくある質問
ピッタとは何ですか?
A. アーユルヴェーダにおける3つのドーシャの1つで、火と水の要素からなるエネルギーです。
代謝や体温、消化をつかさどり、優位な人は情熱的で決断力がある一方、崩れると怒りっぽくなるとされています。