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ムドラ (Mudra・ジェスチャー) の意味を表すイラスト (サンスクリット用語辞典)

ムドラ (Mudra) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典

サンスクリット用語辞典 Sep 13, 2026

サンスクリット用語辞典 > 呼吸法・実践法

ムドラとは、ヨガや瞑想の実践で使われる、神聖で象徴的な手や体のジェスチャーのことです。

サンスクリット語で「ジェスチャー」「印」「封印」を意味し、体の中を流れる生命エネルギー (プラーナ) をコントロールするための手段として用いられます。



ムドラの意味

ムドラは、ヨガ・仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教に見られる、神聖で象徴的なジェスチャーです。

最もよく知られているのは、ヨガや瞑想の実践中に行われるムドラで、プラーナと呼ばれる生命エネルギーの流れをコントロールするための手段として使われます。


約400種類が伝わるムドラ

様々な宗教的・精神的な伝統の中で、約400種類のムドラが知られているとされています。

神聖な儀式のジェスチャーとして使われるほか、インドの宗教美術の図像や、インド舞踊の中でもしばしば用いられています。


ハスタ・カヤ・チッタの3分類

それぞれのムドラは固有の象徴性を持ち、エネルギーの通り道を開くことで、心と体に特定の効果をもたらすと考えられています。

ヨガでは手で行うハスタ・ムドラが最も一般的ですが、体全体で行うカヤ・ムドラや、意識で行うチッタ・ムドラも伝えられています。


ヨガでのムドラの実践・使われ方

ムドラはプラーナに強い働きかけをするとされているため、通常はプラーナヤーマ (呼吸法) や瞑想とあわせて行われ、それらの実践の効果を高める役割を果たします。

ハスタ・ムドラは、パドマーサナ (蓮のポーズ) やヴァジラーサナ (金剛座のポーズ)、スカーサナ (楽なポーズ) といった座法のアーサナとともに行われることがよくあります。


ハタヨガに伝わる体内のムドラ

ハタヨガでは、喉・目・舌・腹部・横隔膜・骨盤底・生殖器・肛門など、体の内部の動きを伴う多くのムドラが伝えられています。

ムーラ・バンダ (根のロック) やマハー・ムドラ (大きな印)、ヴィパリータ・カラニ (逆転のポーズ) といったムドラは、プラーナだけでなく、男性の精神的・性的エネルギーとされるビンドゥや、不死の蜜とされるアムリタの流れにも影響を与えると伝えられています。

15世紀の古典的なヨガの経典『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』には、老いと死を克服するための10のムドラが記されており、伝統的には、成就者を意味するシッダと呼ばれる熟練の実践者だけがこれらを学ぶことを許され、一般の実践者には秘されていたとされています。


よく使われるハスタ・ムドラ

最もよく使われるハスタ・ムドラには、次のようなものがあります。

親指と人差し指の先を合わせるギャーナ・ムドラ (チン・ムドラ) は、心を静める働きがあるとされ、瞑想でよく使われます。

右手を左手の上に重ね、親指の先を合わせるディヤーナ・ムドラは、ブッダが悟りを開いた際に行っていたとされる瞑想のムドラです。

胸の前で両手のひらを合わせるアンジャリ・ムドラは、祈りのポーズとしても知られ、ヨガクラスの始まりと終わりの敬礼としてよく用いられます。


ムドラの関連用語

  • プラーナヤーマ
  • チャクラ
  • 瞑想
  • 生命力
  • ケチャリ・ムドラ

ムドラに関するよくある質問

ムドラとは何ですか?

A. ヨガや瞑想の実践で使われる、神聖で象徴的な手や体のジェスチャーのことです。

サンスクリット語で「印」「封印」を意味し、体の生命エネルギー (プラーナ) をコントロールする手段として用いられます。