女神のポーズ (ウトゥカタ・コナーサナ) のやり方・効果・アライメント | ヨガポーズ解説
Sep 08, 2026女神のポーズで股関節が全然開かないのは、あなただけではありません。
股関節がどれくらい開くかには大きな個人差があるポーズです。
開ける人は膝が真横を向くくらいまで開きますが、それは最大の目標であって、自分の開ける範囲で構いません。
形のコツは「全部90度」。
肘も膝も90度くらいの激しい角度にそろえると、名前どおりのポーズになります。
指は4本をくっつけて、親指だけ離すのをお忘れなく。


女神のポーズとは
足幅を肩幅よりちょっと広く取り、つま先を斜め45度〜30度外に向けてしゃがみ、股関節をできるだけ開いて、両手を上げて肘を90度に曲げる幅広スクワット。
名前の直訳は「激しい角度のポーズ」で、肘も膝も全部90度くらいの角度になるのが理想の完成形。
指は4本をくっつけて親指だけ離す。
ねじりを加えたねじった女神のポーズ (パリヴリッタ・ウトゥカタ・コナーサナ) は別のポーズ。
女神のポーズ (ウトゥカタ・コナーサナ) の名前の意味
- 日本語
- 女神のポーズ
- 英語
- Goddess Pose
- サンスクリット語
- Utkata Konasana(ウトゥカタ・コナーサナ)
単語の意味
- Utkata激しい、力強い
- Kona角、角度
- Asanaポーズ
別の言い方
- 日本語
- 女神
女神のポーズのやり方とアライメント

| 部位 | 動き | 意識すること |
|---|---|---|
| 手・指 | 4本の指をくっつけて、親指だけ離す | 上げた手の指先は、人差し指から小指までの4本をくっつけて、親指だけは離しておく |
| 肘・上腕 | 両手を上げて、角度は全部90度くらいが理想 | 両手を上げ、肘を曲げる。肘も膝も、全部の角度が90度くらいになったら理想 |
| 股関節 | しゃがみながら、股関節をできるだけ開く | そのまましゃがんでいき、しゃがみながら股関節をできるだけ開く |
| もも・膝 | 開ける人は、膝が真横を向くくらいまで | 膝は常につま先と同じ方向へ向けたまま、開ける範囲で開く (つま先の向き以上に膝だけを外へ向けない) |
| 足・かかと・指 | 足幅は肩幅より少し広く、つま先は斜め45度〜30度外へ | 足幅は肩幅よりちょっと広いくらいに立ち、両足のつま先を斜め45度か30度くらい外に開く |
女神のポーズの解剖学
- 働く筋肉
- 大腿四頭筋・内転筋群・大殿筋・中殿筋・梨状筋・骨盤底筋群・脊柱起立筋・腹横筋・三角筋
- 伸びる筋肉
- 内転筋群
使われる筋膜ライン
両膝を外へ開いて腰を沈める女神のポーズでは、内腿から骨盤底へつながるディープ・フロント・ライン (深層前面のライン) が伸ばされながら、同時に体幹の支えとしても働くと考えられます。
骨盤の外側ではラテラル・ライン (体側のライン) が左右から安定を支え、内と外の釣り合いでポーズが保たれる構造です。
筋肉の使い方と相反神経支配
大腿四頭筋と内転筋群がスクワットの土台を支え、股関節を外へ開くのは梨状筋や大殿筋の仕事です。
外旋筋が働くと、拮抗する内転筋群が緩む「相反神経支配 (reciprocal inhibition=相反抑制)」が起こると考えられます。
膝をつま先と同じ方向へ開き続ける意識を持ち、内腿の力みをほどいていきましょう。
ミスアライメントと修正
① しゃがんでも股関節が開かず、膝が前を向いてしまう

股関節の開きが足りないことを、やり方の間違いだと思い込んでいる。
修正 開かないのは普通のこと。自分の開ける範囲でできるだけ開き、膝が真横を向くのは最大の目標として時間をかければよい。

② 形がなんとなく決まらず、だらっとして見える
腕と脚の角度が曖昧なまま立っている。
修正 「全部90度」を合言葉に、肘・膝の角度を90度くらいの激しい角度にそろえる。指は4本をくっつけて親指だけ離す。
軽減法・プロップの使い方

- 腕の形には多くのバリエーションが紹介されている (胸の前の合掌・腰やももに手を置く等)。この記事の基本形は両手を上げて肘90度・4本指をつけ親指を離す形
注意が必要な人
- 体力が落ちている方、骨がもろい方、筋肉や関節が弱い方
- 片頭痛・めまいがある方 (バランスを取るときにふらつく恐れがあります)
- 足首・膝・股関節に怪我がある方、怪我から回復中の方 (これらの関節に圧がかかります)
- ハムストリング・大腿四頭筋・臀部・骨盤・腰・脚・足・つま先に怪我がある方
- 重度の関節炎、線維筋痛症がある方
- 血圧に問題がある方 (体に熱がこもるポーズです)
女神のポーズに関するよくある質問
うまくできません。どうすればいいですか?
A. しゃがんでも股関節が開かず、膝が前を向いてしまう——これはやり方の間違いではありません。
開かないのは普通のことです。
自分の開ける範囲でできるだけ開いてください。
膝が真横を向くのは最大の目標として、時間をかけて取り組みます。
形がなんとなく決まらないときは、腕と脚の角度が曖昧なままです。
「全部90度」を合言葉に、肘と膝の角度を90度くらいの激しい角度にそろえてください。
指は4本をくっつけて、親指だけ離します。