パールヴァティー (Parvati) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Sep 13, 2026パールヴァティー (Parvati) は、ヒンドゥー教において豊穣・愛・献身をつかさどる女神です。
ヨガ哲学における女性原理シャクティの、慈しみ深く優しい側面を体現する存在とされ、シヴァ神の妻としても知られています。
パールヴァティーの意味
パールヴァティーは、宇宙の母とも呼ばれるシャクティの一側面であり、ラクシュミー、サラスワティーとともに、女神の三位一体を構成する存在の1柱とされています。
シヴァの創造力を体現する存在
シヴァの妻として、その創造的な力とエネルギーを体現する存在だと考えられています。
パールヴァティーは、宇宙のあらゆる存在を結びつける絆をもたらし、精神的な解放へと導く存在ともされています。
像とシンボルでの表現
パールヴァティーの像は、アジア各地の寺院で見ることができます。
舟形のシンボル (アルガ) や女性器を象徴するヨニとして表現されることもあれば、赤いサリーをまとった美しい女性の姿で描かれることもあります。
夫と一緒に描かれるときは2本の腕で、単独で描かれるときは4本の腕を持つ姿で表されることがあります。
ヨガでのパールヴァティーの実践・使われ方
シヴァを動かした誕生の物語
ヒンドゥー教の伝承によれば、パールヴァティーはシヴァが社会から退いて禁欲の修行者となったときに生まれたとされます。
当時、世界はターラカという悪魔に脅かされており、シヴァの息子だけがその悪魔を倒せるとされていましたが、シヴァは精神的な修行から気をそらされることを拒んでいました。
シャクティはシヴァの子を宿すため、美しい女神パールヴァティーの姿となってシヴァを誘おうとしましたが、シヴァは簡単には心を動かされませんでした。
そこでパールヴァティーは自ら苦行を始め、やがてシヴァを深く感動させて妻として迎え入れられ、2人の息子がその悪魔を打ち破ったと伝えられています。
規律と決意の象徴としての教訓
この物語は、精神的なエネルギーを活かすことで何が成し遂げられるかを示す例として語り継がれています。
パールヴァティーは規律と決意の象徴とされ、シヴァを力ずくで動かそうとするのではなく、優雅さをもって望みをかなえたことから、理性・自由・真の力の象徴としても敬われています。
パールヴァティーの関連用語
パールヴァティーに関するよくある質問
パールヴァティーとは何ですか?
A. ヒンドゥー教の豊穣・愛・献身の女神で、シヴァ神の妻として知られています。
女性原理シャクティの慈しみ深い側面を体現し、規律と決意の象徴としても敬われています。