カーリー (Kali) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Aug 30, 2026カーリー (Kali) は、力強さと死のイメージと結びついた、恐ろしい姿で描かれるヒンドゥー教の母なる女神です。
名前はサンスクリット語の「kal (時間・黒)」に由来し、「黒い者」「時間を超えた者」と訳されます。
ヒンドゥー教で最もよく知られ、崇拝されている女神の1柱です。
カーリーの語源
| 語源 | 意味 |
|---|---|
| kal (カル) | 時間・黒 |
カーリーの意味
カーリーという名前や姿から負のイメージを持たれることもありますが、実際にはヒンドゥー教で広く親しまれ、崇拝されている女神です。
カーリーは、母なる女神ドゥルガーの化身であり、また愛と献身の女神パールヴァティーの化身でもあるとされています。
「死の女神」という誤解
死や破壊と結びつけられることから、カーリーは時に死の女神として描かれますが、これは誤解を招く見方だとも指摘されています。
時間・創造・力・変化の女神
実際には、邪悪な力や無知、罪を打ち破る存在であり、時間・創造・力・変化をつかさどる女神としても敬われています。
たとえば無知を打ち破ることは、悟りへとつながる変化への道を開くことを意味しており、そうした変化をもたらす力こそが、カーリーに与えられた力だと考えられています。
ヨガでのカーリーの実践・使われ方
死の女神として、カーリーはエゴという幻想、つまり自分本位な現実の捉え方を打ち破ることによって、生死の輪廻からの解放 (モクシャ) をもたらすとされています。
エゴに執着する者にとってカーリーは恐ろしい神格ですが、悟りを開いた人にとっては、愛情深く思いやりのある存在として映ると言われています。
カーリーは黒い肌と裸の姿で描かれ、これは超越した性質と幻想からの自由を象徴しています。
切り落とされた手を連ねた腰飾りはカルマの輪廻からの解放を、手にした剣は偽りの意識の破壊を表しているとされます。
過去・現在・未来という時間の流れを表す、三つの目を持つ姿で描かれることもあります。
カーリーの関連用語
カーリーに関するよくある質問
カーリーとは何ですか?
A. 力強さと死のイメージで知られるヒンドゥー教の母なる女神です。
名前は「時間」「黒」を意味するサンスクリット語に由来し、邪悪な力や無知を打ち破る存在として崇拝されています。