ラクシュミー (Lakshmi) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Aug 31, 2026ラクシュミー (Lakshmi) は、ヒンドゥー教における物質的および精神的な繁栄の女神で、ヴィシュヌ神の妻とされています。
名前はサンスクリット語の「lakshman (しるし・吉兆)」に由来し、成功した人生を象徴する4つの目標をもたらす存在として崇拝されています。
ラクシュミーの語源
| 語源 | 意味 |
|---|---|
| lakshya (ラクシャ) | 目的・目標 |
ラクシュミーの意味
ラクシュミーは通常、4本の腕を持つ姿で描かれます。
これは、彼女が力を与えるとされる、成功した人生の4つの目標を表しています。
すなわち、正しい生き方であるダルマ、世俗の喜びであるカーマ、繁栄であるアルタ、精神的解放であるモクシャです。
ラクシュミーは、シュリーあるいはスリーとも呼ばれ、最高の存在が持つ女性的なエネルギーだとされています。
また、世界の母を意味する「ローカマター」と呼ばれることもあります。
ヨガでは、ラクシュミーを敬うポーズやジェスチャーが伝えられています。
これらは、内なる美しさと豊かさに心を開くことに焦点を当てたものだとされています。
ヨガでのラクシュミーの実践・使われ方
ラクシュミーは、単なる女神 (デーヴィー) としてではなく、しばしば「マター (母)」として呼びかけられます。
ほとんどのヒンドゥー教家庭で信仰される女神であり、女性のあいだで特に篤い信仰を集めているとされています。
ヴィシュヌとの仲を取り持つ役割
ヴィシュヌの妻として、ラクシュミーは彼と世俗の信者たちを取り持つ役割を担っているとされます。
崇拝者たちは、ヴィシュヌの恵みや許しを求める際に、ラクシュミーに仲を取り持ってくれるよう願うこともあります。
ラクシュミーはしばしば夫とともに「ラクシュミー・ナーラーヤナ」として崇拝されます。
化身として寄り添った妻たち
ヒンドゥー神話によれば、ヴィシュヌがさまざまな化身として地上に降り立つたびに、ラクシュミーもまた別の姿を取って寄り添ったとされ、ラーマの妻シーター、クリシュナの妻ルクミニー、パラシュラーマの妻ダラニー、ハリの妻パドマーなどが、その化身として伝えられています。
蓮華座とムドラーとの結びつき
ラクシュミーは、蓮の花の上に座る姿で描かれることが多く、このことから、ヨガでは蓮華座 (パドマーサナ) がしばしば彼女と結びつけられています。
パドマーサナは瞑想でよく用いられるアーサナで、ラクシュミーの特性を表すとされるムドラー (手のジェスチャー) と組み合わせて行われることもあります。
たとえば「ヴィシュヌ・ラクシュミー・ムドラー」では、両手それぞれの親指を中指と人差し指に押し当て、薬指と小指は自然に伸ばしたままにします。
ラクシュミーの関連用語
- ヴィシュヌ
- ダルマ
- モクシャ
- パドマーサナ
ラクシュミーに関するよくある質問
ラクシュミーとは何ですか?
A. ヒンドゥー教における物質的・精神的な繁栄の女神で、ヴィシュヌ神の妻とされています。
4本の腕は、ダルマ・カーマ・アルタ・モクシャという成功した人生の4つの目標を象徴しています。