ナム (Nam) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Sep 01, 2026ナム (Nam) は、サンスクリット語で「アイデンティティ」や「名前」、特に神の真の名前を指す神聖な音節です。
マントラの中で他の音や単語と組み合わせて使われ、瞑想やヨガの実践において心を落ち着かせ、意識を1つの対象に集中させる働きを持ちます。
ナムの意味
ナムはサンスクリット語の音節で、「アイデンティティ」または「名前」を指し、特に神聖な名前 (ナム・ジャップ)、つまり神の真の名前を指します。
ナムは他の単語の根にもなっており、たとえば「ナムカラン」はヒンドゥー教でもっとも重要な儀式の1つである新生児の命名式を指します。
シク教では「ナム・シマラン」は瞑想、讃歌の歌唱、そして神の名前や資質を思考することを指します。
ナムはまた、マントラの中で他の音節、単語、または音の振動と組み合わせて使用されます。
マントラはヨガの実践と瞑想の中で唱えられ、心を落ち着かせ、1つの思想や目的に集中力を向けるものです。
ヨガでのナムの実践・使われ方
クンダリーニ・ヨガでもっとも一般的で広く使われているマントラの1つが「サットナム」です。
サットは「真実」または「存在の現実」を意味するため、サットナムは「真のアイデンティティ」を意味し、「真実は私たちのアイデンティティである」とも訳されます。
この場合の「真実」は神聖性を指しています。
挨拶とクリヤで使われるサットナム
クンダリーニ・ヨガでは、サットナムは挨拶および終わりの敬礼として、またクリヤと瞑想の間のマントラとして使われます。
サットナムを唱えることでマントラの意味が内在化され、ヨギーの魂が目覚めると信じられています。
「ナマス」との語源の違い
なお、ナマステやナマスカーラの「ナマス」は「礼をする」を意味する別の語源 (nam) から派生したもので、「名前」を意味するナムとは語源の異なる言葉ですが、同じ響きを持つことから関連づけて語られることがあり、通常はヨガのクラスの終わりに使われます。
ナムの関連用語
- サットナム
- クンダリーニ・ヨガ
- ナム・シマラン
- マントラ
- ナマステ
ナムに関するよくある質問
ナムとは何ですか?
A. サンスクリット語で「アイデンティティ」「名前」、特に神の真の名前を指す音節です。
クンダリーニ・ヨガの代表的なマントラ「サットナム」の一部としても使われます。