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カエルのポーズ (Mandukasana Pose) のやり方・効果・アライメント

カエルのポーズ (マンドゥカーサナ) のやり方・効果・アライメント | ヨガポーズ解説

ヨガポーズ解説 Aug 28, 2026

ヨガポーズ解説

実はマンドゥカーサナ (カエルのポーズ) には2種類あります。

講座の#46で教えているのは、正座で座って両手の拳をお腹に当て、前屈しながら深く呼吸するタイプ。

お腹まわりをほぐして、便秘の解消や後屈の準備に効くポーズです。

もう1つが、外部の記事でよく見る「四つん這いから両膝を大きく開く」股関節ストレッチのタイプで、講座の#47 (アルダ・マンドゥカーサナ=半分のカエル) はそちらの半分バージョンです。

名前は同じでも形が全く違うので、どちらの話かを最初に確かめましょう。


完成形(男性モデル)
カエルのポーズ(マンドゥカーサナ)の完成形

カエルのポーズとは

バジュラーサナ (正座。足は重ねず親指同士だけをつける) で座り、両手を握りこぶしにしてみぞおちと恥骨の間のお腹に当て、吸って背骨を伸ばし、吐きながら前屈するポーズ。

お腹の中に拳が入るように深く呼吸することでお腹まわりの筋肉がほぐれ、便秘の解消や、体の前側を伸ばすポーズ (後屈) の準備に効果的とされる。

なお「マンドゥカーサナ」には四つん這いから両膝を大きく開く股関節ストレッチの型もあり、ここで紹介したものとは別の型。


カエルのポーズ (マンドゥカーサナ) の名前の意味

日本語
カエルのポーズ
英語
Frog Pose
サンスクリット語
Mandukasana(マンドゥカーサナ)

単語の意味

  • Mandukaカエル
  • Asanaポーズ

カエルのポーズのやり方とアライメント

カエルのポーズで使う筋肉の解剖図

部位動き意識すること
手・指両手を握りこぶしにして、お腹に当てる両手をグーにして、みぞおちと恥骨の間 (下腹部) に当てる
頭頸部・視線前屈しきったら首の力を抜く前屈しきったら首の力も抜いて、おでこが床につく人はそのままつける。つかない人はおでこの下にブロックを置く
脊柱吸って背骨をまっすぐにしてから、吐いて前屈息を吸いながら背骨をまっすぐに伸ばし、吐きながら前屈していく
体幹・腹部吸ってお腹を膨らませ、吐いて拳を受け入れる吸う息でお腹を膨らませ、吐く息でお腹の中に拳がグーッと入っていくようにする
足・かかと・指足は重ねず、親指と親指だけをくっつけて座るバジュラーサナ (正座) で座るとき、足の甲を重ねない。左右の足の親指同士だけをくっつける

カエルのポーズの解剖学

働く筋肉
脊柱起立筋・腹横筋
伸びる筋肉
内転筋群・腸腰筋

使われる筋膜ライン

膝を左右へ大きく開くカエルのポーズでは、内腿から骨盤の内側、体幹の深部へと続く「ディープ・フロント・ライン(深層前面のライン)」がじっくり伸ばされると考えられます。

積極的に働くラインはなく、時間をかけてラインの深部へ伸びを届ける静的なストレッチです。


筋肉の使い方と相反神経支配

主に伸ばされるのは内転筋群と腸腰筋で、脊柱起立筋と腹横筋は姿勢を保つ程度に働きます。

膝は骨盤と同じ高さに開き、膝の下にブランケットを敷いて、強い痛みの一歩手前で止まるのが目安です。

さらに深めたいときは、脚を外へ開く方向へ数秒だけ軽く力を入れてみてください。

拮抗する内転筋群が相反神経支配(reciprocal inhibition=相反抑制)で緩み、同じ姿勢のまま伸びが進むと考えられます。


ミスアライメントと修正

① 正座がつらくて座れない

カエルのポーズのよくあるミスアライメントの例
カエルのポーズのよくあるミスアライメントの例

太ももの太さや足首の前側の硬さに合わない座り方を我慢している。

修正 ブロックを膝と膝の間・お尻のちょうど下あたりに置いて、その上に座る。高さが足りなければブロックの向きを変えて高くするか、もう1個足す。

② 前屈してもおでこが床につかない

体が硬いまま、床までおでこを届かせようと頑張っている。

修正 おでこの下にブロックを置く。お尻の下にブロックを置いて座高が上がっている人は特に、おでこ側にもブロックを置いた方がよい。高さは自分の好きなように調整する。

③ 正座の足元が不安定

足の甲やかかとを重ねて座っている。

修正 足は重ねず、親指と親指だけをくっつけて座り直す。

間違い例


軽減法・プロップの使い方

カエルのポーズの軽減法の例

  • 正座がつらい人は、ブロックを膝と膝の間・お尻の真下に置いて座る。高さが足りなければ向きを変えるか、もう1個足す
  • おでこが床につかない人は、おでこの下にブロックを置く。高さは自分の好みに合わせる

注意が必要な人

  • 妊娠中の方(お腹に強い圧がかかります)
  • 生理中の方(強い腹部の収縮は避けてください)
  • 膝が弱い方、膝に圧がかかるのがつらい方(関節面に直接圧がかかります)
  • 潰瘍、特に消化性潰瘍のある方(消化不良や痛みにつながります)
  • 腹部の手術を受けた方

あわせて気をつけたいこと

  • 空腹の状態で行ってください

カエルのポーズに関するよくある質問

うまくできません。どうすればいいですか?

A. 正座がつらいのは、太ももの太さや足首の前側の硬さに合わない座り方を我慢しているためです。

ブロックを膝と膝の間・お尻のちょうど下あたりに置いて、その上に座ってください。

高さが足りなければ、ブロックの向きを変えるか、もう1個足します。

おでこが床につかないときは、おでこの下にブロックを置いてください。

お尻の下にブロックを置いて座高が上がっている方は、特におでこ側にも必要です。

高さはご自身の好みで調整してかまいません。

足元が不安定なときは、足の甲やかかとを重ねて座っています。

足は重ねず、親指と親指だけをくっつけて座り直してください。