ガンダ (Gandha) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Aug 30, 2026ガンダ (Gandha) は、サンスクリット語で「におい」「香り」を意味する言葉です。
ヒンドゥー哲学では、現実を構成する要素の1つであるタットヴァの1つとされ、嗅覚を通じた経験を指す概念として使われます。
ガンダの意味
36のタットヴァにおける位置づけ
ヒンドゥー教のシャイヴァ派の教えでは、現実は36のタットヴァ (要素) から成り立っているとされます。
ガンダは、そのうち心的・行為的・知覚的・感覚的・物質的な現実の側面から構成される、24の「不純 (アシュッダ)」なタットヴァの1つに数えられています。
タットヴァはさらに、5つの「純粋 (シュッダ)」なタットヴァと、7つの「純不純 (シュッダ・アシュッダ)」なタットヴァに分けられます。
嗅覚として魂に情報を届ける働き
ガンダは嗅覚を指し、魂が外の世界を経験する側面の1つを担っているとされます。
不純タットヴァを構成する5つの感覚 (タンマトラ) の1つとして、ラサ (味)、ルパ (形)、スパルシャ (触覚)、シャブダ (音) とともに、感覚を通じた情報を魂にもたらすと考えられています。
ヨガでのガンダの実践・使われ方
あまり一般的ではありませんが、ガンダという言葉は、香料を用いた古代の瞑想儀式を指すこともあります。
この技法を実践するヨギたちは、嗅覚の感覚が思考する心を超え、心を落ち着かせて、より深い意識状態に入る助けになると考えていたとされています。
同じ香りを継続的に用いることで、ヨギは瞑想状態を思い出しやすくなり、より早くその状態に入れるようになるとも言われています。
ガンダの関連用語
- タットヴァ
- 瞑想
- ラサ
- スパルシャ
ガンダに関するよくある質問
ガンダとは何ですか?
A. サンスクリット語で「におい」「香り」を意味する言葉です。
ヒンドゥー哲学では嗅覚に対応するタットヴァ (要素) の1つとされ、香りを用いた古代の瞑想儀式を指す言葉としても使われます。