バンダ (Bandha) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Sep 09, 2026バンダとは、ヨガにおける体のロック (締め) のことで、プラーナ (生命エネルギー) の流れを体の特定の部位へ向け、コントロールするために行われます。
「エネルギー・ロック」とも呼ばれ、ムーラ・バンダ、ウディヤーナ・バンダ、ジャランダラ・バンダ、マハー・バンダの4種類に分けられます。
バンダの語源
- bandha (バンダ)縛る・締める・ロック
- mula (ムーラ)根
- uddiyana (ウディヤーナ)上昇する
- jalandhara (ジャランダラ)網または水 (jala) を保持するもの (dhara)
- maha (マハー)偉大な
バンダの意味
バンダは、かつてのヨギたちが、エネルギーの流れを促し、最適な健やかさを保つために実践してきたとされています。
それぞれのバンダは主要なエネルギーの通り道と結びついており、特定のバンダを行うことで、その通り道へのプラーナの流れに働きかけるとされています。
西洋の実践者のあいだでは、バンダを「エネルギー・シール (封印)」と呼ぶこともあります。
ヨガでのバンダの実践・使われ方
バンダの実践には、意識を集めた筋肉の収縮が伴います。
これらのロックを行うことで、実践者の集中力を高め、身体的な健やかさを支えるとされています。
4つのバンダとその働き
4つのバンダは次のように説明されます。
会陰部の筋肉を内側に収縮させ、その後上に持ち上げてエネルギーを保つムーラ・バンダ (根のロック) は、直腸へのエネルギーの流れを促し、骨盤底筋と泌尿生殖器を刺激し、クンダリーニの力を目覚めさせるとされています。
腹部の筋肉を内側に引き込みながら胸部を上へ持ち上げるウディヤーナ・バンダ (上昇するロック) は、ムーラ・バンダよりも強くエネルギーを上向きに動かすとされ、便秘に悩む方によく勧められます。代謝を高め、副腎の健やかな働きを促すことでストレスや緊張を和らげ、思いやりを司るとされるハート・チャクラ (アナハタ) を活性化させるとも言われています。
喉のロックと至高のバンダ
顎を胸に向けて下げることで行う、「チン・ロック」とも呼ばれるジャランダラ・バンダ (喉を意味するジャルと、流れを意味するダラに由来) は、甲状腺と副甲状腺の働きを整え、心臓と呼吸のはたらきを支えるとされています。
「偉大な」を意味するマハーに由来し、「至高のバンダ」「トリプル・ロック」とも呼ばれるマハー・バンダは、ジャランダラ・バンダから始まりムーラ・バンダで終わる形で、先の3つのバンダを同時に行うもので、これら3つすべての健やかさへの効果を併せ持つとされています。
バンダを解く順番
解くときは、行うときとは逆の順番で、ムーラ・バンダから先に、ジャランダラ・バンダを最後に緩めます。
バンダの関連用語
- ムーラ・バンダ
- ウディヤーナ・バンダ
- ジャランダラ・バンダ
- クンダリーニ
- アナハタ
バンダに関するよくある質問
バンダとは何ですか?
A. ヨガにおける体のロックのことで、プラーナの流れを特定の部位へ向けるために行われます。
ムーラ・バンダ、ウディヤーナ・バンダ、ジャランダラ・バンダ、マハー・バンダの4種類があるとされています。