ヴィラバドラ (Virabhadra) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Oct 11, 2026ヴィラバドラ (Virabhadra) は、ヒンドゥー神話に登場する勇猛な戦士の名前で、ヨガの「戦士のポーズ」(ヴィラバドラーサナ) の由来になっています。
サンスクリット語で「英雄」を意味するvira (ヴィラ) と「吉祥な」を意味する bhadra (バドラ) を組み合わせた言葉です。
ヴィラバドラの語源
- vira (ヴィラ)英雄
- bhadra (バドラ)吉祥な・善い
ヴィラバドラの意味
ヴィラバドラは、ヒンドゥー神話に登場する強大な戦士です。
名前はサンスクリット語のvira (ヴィラ、「英雄」) とbhadra (バドラ、「吉祥な」) に由来します。
シヴァ神の化身とされ、ブラフマーの息子ダクシャが行った火の供犠 (ヤジュニャ) を打ち壊すために創造されたと伝えられています。
サティの死と創造の伝説
伝説によれば、ダクシャはシヴァが自分の娘サティと結婚することに反対し、サティを一族から追放しました。
サティはやがて命を絶ち、深い悲しみに沈んだシヴァは、復讐のためにヴィラバドラを創造したと語られています。
戦士の名を持つアーサナ
ヨガのアーサナの中には、この戦士にちなんで名づけられたものがあり、なかでも戦士のポーズ1、2、3 (ヴィラバドラーサナ) がよく知られています。
ヨガでのヴィラバドラの実践・使われ方
ヒンドゥー教の聖典プラーナには、ヴィラバドラが悪魔と戦い、神々や聖者を守ったという功績も記されています。
この戦士は、悪・無知・妄想を打ち破る力の象徴とされ、伝統によってはシヴァの化身としてではなく、独立した神として崇拝されることもあります。
ヴィラバドラーサナの基本姿勢
ヨガの実践では、ヴィラバドラーサナは精神的な集中力を高め、心と体を活性化させるポーズとされています。
ランジの姿勢から始め、前足のひざは90度、後ろ足のつま先は45度に開き、かかとを一直線に揃え、骨盤をマットの前方に正対させます。
戦士のポーズ1・2・3が表す姿
最も一般的なのは戦士のポーズ1で、頭上に伸ばした腕は、地から立ち現れる戦士の姿を表すとされています。
戦士のポーズ2では腕を肩の高さで左右に伸ばし、前腕の先を見つめる視線が、敵を見据えて戦闘に備える戦士を象徴します。
戦士のポーズ3は1と同じ腕の位置から、後ろ脚を持ち上げて体を地面と平行にするポーズで、敵に向かって素早く動く戦士の姿を表すとされています。
ヴィラバドラの関連用語
- ヴィラバドラーサナ
- 戦士のポーズ
- シヴァ
- アーサナ
ヴィラバドラに関するよくある質問
ヴィラバドラとは何ですか?
A. ヒンドゥー神話に登場する戦士の名前で、ヨガの「戦士のポーズ」(ヴィラバドラーサナ) の由来になっています。
シヴァ神の化身とされ、悪・無知・妄想を打ち破る力の象徴として語られています。