ブラフマー (Brahma) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Sep 10, 2026ブラフマー (Brahma) は、ヒンドゥー教で世界とその中のすべてを創造したとされる神です。
三神一体 (トリムールティ) の一柱として、保持者ヴィシュヌ、破壊者シヴァとともに数えられ、創造神として三神の筆頭に挙げられます。
ブラフマーの意味
ヒンドゥー教によると、ブラフマーは世界とそこにあるすべてのものを創造した神です。
シヴァ・ヴィシュヌとの三神一体
ブラフマーはヒンドゥー教の三神一体の一柱であり、他の二柱はシヴァとヴィシュヌです。
ブラフマーは創造者、ヴィシュヌは保持者、シヴァは破壊者とされています。
ただし、創造神でありながら、実際の信仰においてブラフマーを祀る寺院はごく限られています。
スヴァヤンブーなど数々の異名
ブラフマーは「正しさ」を意味するダルマの父とも考えられています。
ブラフマーは自分自身を創造したと信じられており、そのため「自己顕現」を意味する「スヴァヤンブー」とも呼ばれます。
また、ピターマハ (父の父)、ヒラニャガルバ (黄金の胎児)、ヴィスヴァカルマ (宇宙の建築者) とも呼ばれています。
ヨガでのブラフマーの実践・使われ方
4つの頭と4本の腕を持つ姿
ブラフマーは4つの頭を持ち、それぞれが四方を向いており、4本の腕を持っています。
4つのヴェーダはブラフマーの4つの頭から生まれたと言われています。
ブラフマーは蓮華座 (パドマーサナ) を組んで蓮の花の上に座っています。
5つ目の頭の伝承と白鳥の乗り物
古代の聖典プラーナによると、ブラフマーは元々5つの頭を持っていましたが、シヴァに嘘をついて怒りを買い、そのうちの1つを切り落とされたと伝えられています。
ブラフマーが乗る白鳥は、知性と正しい判断を下す能力を表しています。
像に込められた象徴の意味
ブラフマーの像に込められた意味も伝えられています。
4つの頭は、世界を創造するために必要なすべての知識を持っていることを、4本の腕は心・知性・自我・条件づけられた意識という人間の個性の4つの側面を象徴しています。
白いあごひげは叡智を、背中の手に持つ本は正しい知識の重要性を表します。
水甕カマンダルと白鳥の識別力
前の左手に持つ水甕「カマンダル」は宇宙エネルギーを、右手のマーラーは詠唱を象徴しています。
そして、混ぜられた水から牛乳だけを分離できる白鳥の識別能力は、ブラフマーが正しいものを間違ったものから分ける力を表しているとされています。
ブラフマーの関連用語
- シヴァ
- ヴィシュヌ
- 三神一体
- ブラフマン
- 蓮華座 (パドマーサナ)
ブラフマーに関するよくある質問
ブラフマーとは何ですか?
A. ヒンドゥー教で世界を創造したとされる神です。
ヴィシュヌ (保持者)、シヴァ (破壊者) とともに三神一体 (トリムールティ) を構成し、4つの頭と4本の腕を持つ姿で描かれます。