シク教 (Sikhism) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Sep 15, 2026シク教 (Sikhism) は、15世紀後半にインドのパンジャブ地方でグル・ナーナクによって創始された一神教です。
世界に2,000万人以上の信者を持ち、儀式よりも善い行いを重んじる教えとして知られています。
シク教の意味
シク教は、インドのパンジャブ州を中心に信仰されてきた宗教で、世界中に2,000万人以上の信者がいます。
ヒンドゥー教をはじめとする他のインド系宗教と共通する原則を持ちながら、いくつかの重要な違いがあります。
15世紀後半にグル・ナーナクによって創始されたシク教は、この開祖の教えと、その後に続く9人のグルたちの教えを基盤としています。
一神教であり、儀式よりも善い行いを重視する点が特徴です。
ヨガでのシク教の実践・使われ方
シク教徒は、生まれ・生きること・死、そして生まれ変わりが繰り返される輪廻を信じ、業 (カルマ) の考え方も受け入れています。
業とは、その人の人生の質が、前世でどう行動したかに影響されるという考え方です。
この輪廻から抜け出すために、シク教徒は神と1つになり、解放 (ムクティ) の状態に到達する必要があるとされ、これはヒンドゥー教でいう解脱 (モクシャ) に対応するものです。
神の前の平等を説く教え
シク教の教えには、ほかにも次のようなものがあります。
神は形も性別も持たないこと、すべての信者は神の前で平等であること、すべての信者は神に直接近づけること、救済はシク教徒自身の行為の結果であること、神はあらゆる人間の内側に宿っていること、そして隠遁者としてではなく普通の暮らしを送ることこそが神へ至る道であること、です。
シク教とヨガの複雑な関係
伝統的に、ヨガはシク教で正式に受け入れられてきた実践ではなく、主流のシク教徒の中には、ヨガが自分たちの宗教とは両立しないという強い信念を持つ人もいます。
一方で、シク教の聖典『グル・グラント・サーヒブ』に収められたグルの言葉 (グルバーニー) を引用しながら、とくにヨガが目指す「神との融合」という点においてヨガを受け入れられる実践として支持する人たちもいます。
実際、シク教の教えの発展にはバクティ・ヨガ運動の影響があったとされています。
シク教の関連用語
- カルマ
- モクシャ
- バクティ
- バクティ・ヨガ
- グル
シク教に関するよくある質問
シク教とは何ですか?
A. 15世紀後半にグル・ナーナクがインドのパンジャブ地方で創始した一神教です。
儀式よりも善い行いを重視し、輪廻や業 (カルマ) の考え方を持つ一方、ヨガとの関係については信者の間でも見解が分かれています。