ディヤーナ (Dhyana) とは?意味・語源 | サンスクリット用語辞典
Sep 26, 2026ディヤーナ (Dhyana) は、サンスクリット語で「瞑想」を意味する言葉です。
パタンジャリの八支則では第7段階にあたり、深い精神集中を必要とする、洗練された瞑想の実践を指します。
アーサナやプラーナヤーマ、プラティヤハーラ、ダーラナーといった手前の実践を積んだあとに行われるものとされています。
ディヤーナの語源
- dhi (ディ)入れ物・心 (俗説)
- yana (ヤーナ)動く・進む (俗説)
- dhyai (ディヤイ)思う・観想する (定説)
ディヤーナの意味
ディヤーナは、サンスクリット語で「瞑想」を意味する言葉です。
「思う」「観想する」を意味する語源 dhyai (ディヤイ) に由来する言葉です。
解説書には「入れ物・心」を意味するdhi (ディ) と「進む」を意味するyana (ヤーナ) に分けて説くものもありますが、語の成り立ちとしてはdhyai由来が定説です。
パタンジャリの『ヨーガ・スートラ』に由来するヒンドゥー教の伝統では、ディヤーナは深い精神集中を必要とする、洗練された瞑想の実践とされています。
この瞑想は、手前の準備段階の修練に取り組んだあとにのみ行うものとされています。
ヨガでのディヤーナの実践・使われ方
八支則の第7段階という位置
パタンジャリの八支則の第7段階にあたるディヤーナは、アーサナ (体の姿勢)・プラーナヤーマ (呼吸のコントロール)・プラティヤハーラ (感覚の制御、意識を内側へ向けること)・ダーラナー (集中) の実践を土台としています。
ダーラナーと第8段階のサマーディ (三昧) とともに実践されるとき、この3つが合わさって「サンヤマ」を形づくり、心が世俗の束縛から完全に解き放たれ、瞑想の対象をより深く理解できるようになるとされています。
仏教のジャーナと没入の状態
ジャーナ (jhana) はディヤーナのパーリ語形で、仏教では瞑想の深まりの段階を指します。
瞑想が深まると、ヨギはもはやそれを修練だとは感じなくなるとされます。
瞑想という行為そのものに完全に没頭し、自分自身とそれを分けて考えられなくなるからだと言われています。
『バガヴァッド・ギーター』と4つの道
ディヤーナという言葉は、古代ヒンドゥー教の経典『バガヴァッド・ギーター』にも登場します。
この経典は、カルマ・ヨガ、バクティ・ヨガ、ジュニャーナ・ヨガ、ディヤーナ・ヨガという、ヨガの4つの道を説いています。
このうちディヤーナ・ヨガは、クリシュナ神によって瞑想のヨーガとして説かれています。
ディヤーナの関連用語
- ダーラナー
- サマーディ
- サンヤマ
- パタンジャリ
- バガヴァッド・ギーター
ディヤーナに関するよくある質問
ディヤーナとは何ですか?
A. サンスクリット語で「瞑想」を意味する言葉です。
パタンジャリの八支則の第7段階にあたり、アーサナやプラーナヤーマなど手前の実践を積んだあとに行う、深い精神集中を必要とする瞑想を指します。